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2013年 03月 06日
その後は、暇さえあればゴッホの椅子について調べていた。
関心は、今も同じように椅子が作られているのかどうか、ということ。 あるとき、大町の木楽工房さんのホームページを見つけて、スペイン 旅行記を読んで、今も同じように作られていることを知りうれしくなった。 フラメンコがやりたいこともあって、スペインに行きたくてたまらない 日々が続いた。しかも昨年の夏は円高で1ユーロが100円を切って、 「うわっ、行くなら今だ!」と思ったけど、行けずじまい・・・。 そうこう思っていたら、ひょんなことから京都の河井寛次郎記念館に ゴッホの椅子があることを知った。観に行きたい想いを募らせつつ、 2月には京都に行く予定があったから待つことにした。 ・・・と思っていたら、なんと椅子自体が美濃にやってきた! 私と同じく、芸術新潮を読んでからゴッホの椅子に惚れ込んでみえた 木端楽家・健さんから、「2013年にグリーンウッドワーク協会でこの 椅子をつくる教室を開く予定がある」ということは昨年末に聞いていた。 その教室を開く下調べのために協会の方々が河井寛次郎記念館へ 行かれ、全部で5脚あったゴッホの椅子のうち、1脚を借りてきたそう。 さらに、北海道の煙山さんが岐阜に来られる機会に合わせて、試作品 づくりを2月23日(金)、24日(土)に開くとのこと。 それは見逃せない!と思い、お邪魔してきた。 痛んでいた座面を剥がして、分解して、組み立て手順などを考えさせてもらったとか。 この椅子、芯持ち材で出来ていて、材はポプラか、柳か。 「瓢ヶ岳の木で出来そうですね」と久津輪さんに声をかけたら、すでにそう考えてみえた。 あの場所で、あの山の木で出来たら、それはまた素敵なことだなぁと夢がふくらんだ。
by kukumim
| 2013-03-06 12:36
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