名古屋で観た「地球の上に生きる 2011」に続き、
東京都写真美術館で「
世界報道写真展 2011」を観てきた。
貫きたい思いや、怒りや、憎しみが争いを生み、人が死ぬ。
生きることも、死ぬことも、紙一重なのだ。産まれることも。
望まない子どもができ、中絶手術を選ぶ。
その手術が適切に行われないために、子だけでなく、時として
母親までもが亡くなる。
原因は何にあるのか。
貧困、性暴力、不衛生、教育不足、無責任、etc・・・
一番根底にあるのは、欲。
動物たちは子孫繁栄のために交尾し子どもをつくり、守り育てる。
人間は、もちろん子孫繁栄のためという場合もあるだろうけれど、
大半は性欲を満たすためではないだろうか。
快楽のためではないだろうか。
なぜそこに快楽を求めるようになってしまったのか・・・。
やっぱり人間って愚かな生き物。
こんなことを言っても、無くせない欲のひとつであることは
確かで、仕方ないとわかってはいるのだけど。
ただ、その行為によって子どもが出来るのだと解った上で、
覚悟の上で、責任を持ってするべきことだと子どもに教えて
いくのが親がするべき務めのひとつだと思った。
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写真展は8月7日(日)まで開催されています。
入賞作を
こちら で観ることが出来ます。
だいぶ考えさせられることの多い写真展だったけど、
トマス・P・ペシャク氏の「ケープシロカツオドリ」、
この一枚は純粋にかっこいい、すごい写真だった。
出来ればPCの画面上でじゃなく、実物を観てほしい。