断片的に活動報告(!?)をしてきた家づくりについて、私なりにまとめていきたいと
思います。それと同時に、私の頭も書類も整理ができればと思っています。
話はさかのぼること二年前、2011年のお正月。
家族が集まって話すうちに「家を新築する」という話が突然出た。それまで全く
そんなつもりなく生きていたから、うれしいよりも、戸惑いのほうが大きかった、
というのが正直なところ。
そんな私の戸惑いをよそに、「2011年のうちに」という期限まで付けられた。
しかも、建物については私に一任。
何から始めたらいいかわからないまま、本を読んだり、身近なひとと話したり、
展示場を見に行ったり。
そんな中、むくむくと確かなものとして私の心に芽生えた想いは、
「岐阜の素材でつくりたい」
「
16本の桜 を使いたい。」
「
自分たちの手を入れたい。」
「解体予定のおじいちゃんちの、
おじいちゃんが作った建具 や
階段 を使いたい。」
時は過ぎ、考え方にとても共感できる工務店と出会え、計画が具体的に進み
始めた。すでに梅雨入りのころだった。
ぼんやり理想として思い描いていたのは、平屋で、L字型の家だったけれど、
総2階で凸凹のない、正方形に近い家が一番安いと言われ、出鼻をくじかれた。
予算を考えればそうする他なく、3間 x 3間半のほぼ正方形の家に決めた。
2階は3部屋にして、うち1部屋は箪笥などを押し込んでウォークインクローゼットに。
ここまではスムーズだった。
つづく。